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石英ガラスとは、二酸化珪素(SiO₂)からなるガラスで、ほぼ不純物のないガラスであることから
多くの優れた特性を持っており、
耐熱性、耐薬品性も併せ持っている。

石英ガラスの特徴

透過率が高い

SiO2からのみできていて不純物をほとんど含んでいないため透過率が高い。そのため、光もよく通し、目に見える可視光だけでなく、赤外線や紫外線も通すため光学用途にも使われる。

熱に強い

単純で強固な分子構造から熱変形を起こしづらいという性質から、軟化点が他のガラスと比べ1700℃と非常に高く、1000℃程度の高温まで使用することができる。また、熱膨張にも優れている。

薬品に侵されにくい

化学的に極めて安定であり、優れた耐薬性能を持っている。但しアルカリ性に関しては他のガラス同様で比較的侵食しやすい。

常用使用温度(℃)最高使用温度(℃)熱衝撃(℃)備考
石英ガラス9001000900高圧ガス特定設備適合品
※各種試験が必要

熱特性

熱膨張係数 | 5×10⁻⁷℃⁻¹
比熱 (25℃) | 0.18cal/(g・℃)
熱拡散率 (25℃) | 0.08㎠/sec
熱伝導率(25℃) | 0.0032cal/(㎝・sec・℃)

機械特性

密度 (25℃) | 2.2g/㎤
ヤング率(25℃) | 7525kgf/㎟
横弾性率 (25℃) | 3232kgf/㎟
ポアソン比(25℃) | 0.16
ヌープ硬さ(100g荷重) | 522

電気特性

体積抵抗率(Ω-㎝)
log₁₀,250℃ | 12.7
log₁₀,350℃ | 11.4
誘電率 1MHz,25℃ | 3.8
誘電正接 1MHz,25℃ | 0.0005

石英ガラスの用途

光学用途

光学用レンズ、プリズム、分光光度計など光学特性に着目した用途

理化学用途

ビーカー、フラスコ、角層など耐薬品性に着目した実験器具での用途

半導体製造用

洗浄炉、ベルジャー、フォトマスク基盤など化学的純度に着目した用途

その他用途

ボイラー覗き窓、焼却炉覗き窓など耐熱性に着目した用途
その他、液晶用や照明用などにも幅広く使用されます。

石英ガラスのカタログに詳細な情報が記載されております。
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